受賞の番組も限られてきました。
「音楽中心」に賞はないので土曜日はお休みです。
(但し、出演はあり)
受賞マラソン記事も、あまり連続すると
少々単調になるかもしれませんね(笑)
ここでブログ主が、かねてから書きたかった
入魂記事と行きましょう。題して
「今、なぜヨジャチングなのか?」
なぜ、ここまでブームが起こっているのか。
デビュー当時から熱い視線を送ってきたからこそ分かる
ブログ主独自の分析をしてみましょう。

まだデビューして1年経ったばかりの女性グループ。
ファンダムもまだ小さいにもかかわらず
ここまでブレークする要因は何なのか。
そこには
K−POP界で「一線を画す」
大きな5つの特徴
があるからなのです。
まずは、「もう何度も書いた」ブログ主の個人的好みに満ちた
観点から行きます。(笑)
睡眠時間を削ってまで記事執筆に夢中にさせるには
他の何ものにも代えがたい絶対的至上命令が必要です。
それは究極「個人的好み」に帰着するでしょう。
@ずば抜けて美しい
「長身の」「脚線美人」がいる!!
忘れもしない2015年1月18日の人気歌謡



私の目は釘付けになりました。
探し求めていた理想の女性が、ここにいる・・・・
「可愛い系」には徹底してアウェイ宣言をしているにもかかわらず
この最高の脚線美人の存在は至上命令である。
可愛い系アレルギーに耐えながら、1年間見つめ続けた結果、
そこにはどんでん返しがありました。
一見「軟弱極まりない可愛い系」であったのが
実は!!
全く正反対の「硬派の女性アイドル」
その本質は、私のストライクゾーンだったのです。

ソウォンよ。
我が聖母よ。
あなたがメンバーでなかったら、私は今頃、
ヨジャチングには見向きもしなかったでしょう。
そして、歌姫ユジュの無限の可能性に感激することもなく
イェリンのユーモアに心和ませることもなく
最新作のMVの、映画のような物語性に
感動の涙を流すこともなく
スーパー難易度の振り付けを細かく検証して
数多くの発見に小躍りするほど興奮することもなく
そして、14の受賞の快進撃をブログ記事にすることもなかったであろう。
(追記:記録は「15」まで伸びました。)
AOAの方針転換に対する批判的記事ばかりを書く
偏屈なだけのブログ主になっていたかもしれない・・・・

あらゆる意味で、あなたは私の視野を広げてくれた。
私の女神、そして母なる女性「聖母」なのだ。
・・・・とまあ、非常に個人的趣向に満ちた
側面から始めました。
脚線美人に、ここまでときめく私は特殊かもしれませんが
あながちそうとも言い切れません。
同じ趣味を持つ男性が世界に少なからずいることが
意外性をもった、今のヨジャチングの快進撃の原因の
一部になっているかもしれないのです。
とはいえ、より一般性のある分析をしたほうが
もっと、ヨジャチングの快進撃の納得いく説明を見いだせるでしょう。
それでは、より一般的側面からの分析です。
K-POP界で一線を画すヨジャチングの特徴とは・・・・
A絶対にハイヒールを履かない!!
☆素人には真似できない、男性グループ並の
激しい振り付けをこなすヨジャチング

一見、女子高生の学芸会のような風貌でありながら
それは、表面的な物であり、その実態は
素人には真似できない、スーパー難易度の振り付けをこなす
筋金入りのプロの女性ダンサーの集まりだったのである!!
ハイヒールを履いたままで

こんな脚上げや

こんなアクロバットや

そ・・・・そこまで速くするか・・・・
忍者のような電光石火のフォーメーション移動をしたり

こんな激しい動きをしようものなら
脱げて、遠くへ飛んで行ってしまうでしょう。
場合によっては大けがをしてしまいます。
ハイヒールを履かないのは、最高級の激しい振付をしている証なのです。

[Fan Cover Clip] GFRIEND(여자친구) _ Rough(시간을 달려서)
今、世界中のコピーダンサーが競うように
ヨジャチングの振付をカバーしています。
繊細な動き、複雑に変化するフォーメーション、
そして、激しい動作に至るまで
「素人には真似できないほどの難度の高い振り付け」
こう銘打たれると、素人さんは燃えるんですよ。
仕事や学校の合間をぬって練習するのです。
その挙句に「素人さんでも簡単にできる振り付け」だったら
馬鹿馬鹿しくってやる気をなくしますよね。
「素人さんでも簡単にできる振り付け」と銘打って
幅広い客層に受けようとするアイドルは必ず失敗します。
真似できないほど難しいからこそ世界中のファンが
夢中になる。
本来、男性グループのお株を
一見「可愛い系」の女性グループがやった。
この逆転の発想は、意表を突いたと言えましょう。
(WeeklyIdol EP.236) GFRIEND 'Rough' 2X faster version
「週間アイドル」の有名なシーン。
2倍速の「Rough」に合わせて正確に踊るヨジャチング。
笑いを取りましたが、その一方で恐るべき
プロの技と根性を見せつけました。
すると・・・・
なんと、高速再生でカバーするダンサーが登場。
ヨジャチングが凄いことをやったら、早速それに
追いつこうとする。
スーパー難度の連鎖こそ、今のヨジャチング熱狂の一面なのです。

「週刊アイドル」の「ヨジャチング2倍速」の動画は
再生回数が100万回を突破。
バラエティ番組の短尺動画でこの回数は、飛び抜けています。


1TheKのミラーダンス画像。
ヨジャチングが僅か3週間で300万回を突破しているのに対し
人気のTWICEですら、3か月かかってやっと160万を超えたところです。
ヨジャチングが、いかに特異な側面で
世界を熱狂させているかお分かりでしょう。
スピードが速く、複雑で、正確さを要求される
男性グループ顔負けの振り付け。
それをトレードマークのように
コンスタントに実行し続けているのがヨジャチングなのです。
☆初恋のお姉さまは、ハイヒールを履かない。
「ハイヒール」を履かないことは、イメージの確立にも
貢献しています。
「週刊アイドル」でCNブルーのヨンファは
「ヨジャチングのイメージを一言で言うと?」という質問に


「初恋の香り」と表現しました。
첫사랑의 아련함과 풋풋함 장착 初恋のかすかな瑞々しさ

「설레네요 ときめきますね。」
さすが、名ソングライター、いいところを突いていますね。

憧れのお姉さまは、いつも清楚だった。

地味で質素な黒い革靴で、朝日を浴びて美しく輝きながら
登校する姿を、僕は遠くから毎日見つめていた・・・・

そして、彼女が卒業して遠くの学校へ行くことを知った時
ときめきは悲しみに変わった。
幼かった僕には、告白することも、「さよなら」の一言を
言うことも出来なかった・・・・
あれから年月が流れ、今頃、あの人は何をしてるだろう。
結婚して人妻となり、よき母親になっているのだろうか。
二度と会うことも、消息を知ることも出来ない。
しかし、初恋のときめきとともに、美しかったあの光景だけは
鮮明な追憶として、心の中に永遠に残っている・・・・
遥か昔に失われた、純粋な初恋の追憶。
汚れを知らなかった頃の少年の心のときめき。
かけがえのないものへ回帰していく時、
舞台で長身に見せかけるためのアイドルの
どぎついハイヒールは、イメージの障害にしかなりません。

ヨジャチングは、いち早くその障害を脱ぎ捨てたのです。
壊れやすいガラス玉のような心の中の大切なものを
優しく包み込んだまま、決して変わることがない。
それを、最も大切なテーマとして歌い続ける、
それがヨジャチングなのです。
B音楽はクラシック&映画音楽系
原点回帰&物語性のある音楽
あらゆるジャンルを取り入れてバリエーションの豊かな
K-POPですが、最近になって、
ついにクラシック音楽も題材にするようになりました。
イントロだけとか、ラップのベースなど表面的な
取り入れ方はありましたが、今回のヨジャチング、
音楽全面に馴染むように取り入れ、更に、MVとあわせて物語性を持たせて映画音楽のように仕上げたところが、非常に目立っています。
後半の畳みかけるようなストリングスなど
フックソング顔負けのインパクトです。
ファンクラブの人数もまだまだ少ない
今回のヨジャチングの爆発的なヒット。
巨大なファンダムの組織活動では、コントロールしきれない
予想不可能な、K-POPで大きな影響力を持つ「音源」の客層。
ひたすら音楽に耳を傾けることに集中している彼らが
K-POPに「音楽の原点回帰」を求めているのが
よく分かる気がするのです。
最近のK-POPヒット曲の、「似たよ〜な曲調」について
語る必要があるでしょう。

私がよく例に出すのがシスターの「Shake It」
勇敢な兄弟に育てられたシスターに惚れた
世界のリスナーが必ず口にするのが
「これは本来のシスターではない。」
私も同感なんです。
ブレイブサウンドに決別して、イダンヨプチャギ(以下イダヨプ)の
曲ばかりを歌うようになったシスター。
非常に順当にヒットを重ねていますが
もはや、彼女たちだけにしか表現できない音楽ではありません。
イダヨプの曲ならば、
シスターだろうが、ガールズデイだろうが
ある程度スター性の確立された歌手ならば
誰が歌ってもヒットするのです。
更には・・・・

シスターが歌いさえすれば
イダヨプの曲だろうが、ブラック・アイド・ピルスンの曲だろうが
誰の曲でもいいのです。
誰の曲でもヒットするのです!!
誰がやってもヒットする・・・・
いわば、雪だるまの雪玉が坂を転がっている状態。
人気と熱狂で、水増しで膨れ上がっている状態。
曲を出せば必ずヒットする。
最も金が儲かる状態にあって、曲作りでの鉄則は、
「絶対に冒険してはならない。」
「極端に変わった曲は禁物。」
絶対に安全な曲作りを求められます。
それは何か?
「洋楽もどき」を作ることです!!
以前の記事でも触れましたが、
イダヨプの曲でシクリのジウンが歌った
「素敵な年齢25歳」

これは1982年のグローバー・ワシントンJRの曲
「Just The Two of Us」を元ネタにしています。
サクソフォンを中心にした楽器の構成、
女性コーラスの挟み方まで、そっくりです。
もちろん、これは「もどき」であって「パクリ」ではありません。
楽器構成などを、最も安全な「レシピ」としてそっくり取り入れ
あとはイダヨプ特有のメロディで仕上げたと言う感じです。
私も、元の曲が大好きなので、ジウンのK-POPもお気に入りで
聴いていました。しかし・・・・
元ネタと比べれば、グラミー賞受賞作品の方が大きく心に響くのは
明かで、ジウンの歌の方は、飽きるのも早かったです。
いわば「洋楽もどき」なK-POPの宿命と言えましょう。
10年後、20年後の音楽ファンが、今のK−POPを振り返って
初めて聴いたとき、
「シスターだの、ガールズデイだの、似たよ〜な女性グループが
似たよ〜な曲を歌ってるね。こんなのがもてはやされた時代が
あったんだね。」
などど言っている気がしてなりません。
それにたいして
After School - Because of You, Music Core 20100116
例えばアフタースクールの「ノッテムネ」を聴いたとき
人間の心の本質を揺さぶる曲に触れた時
時代を超えて変わらぬ未来の人の心はどう反応するでしょう。
長く心に残るもの
10年経って聞き直して、大きな感動を得るもとは何でしょう。
ツイやfacebookなど、SNSで大量の情報が飛び交う現代において
K-POPの消費者層は、パッと見がよい曲に食いつくのも早いです。
元ネタも過去の曲なので、気づく人なんてほとんどいないでしょう。
「完成度が高い曲だね。」などと名評論家の気分になったりします。
(そりゃ、完成度は高いでしょう。過去のグラミー賞の曲の
楽器構成などをそっくり「レシピ」にしてるのですから)笑
しかし、長期間何度も聴きこんで心の中で消化することはしません。
飽きるのも早いです。
食いつくのも早いが飽きるのも早い。
こういう消費者層は、商売人にとっては打ってつけのお得意さんです。
適当に「レシピ」をローテーションしていって、
同じ「レシピ」が再登場しても、その頃には忘れています。
「ま〜た似たよ〜な曲をつくりやがって!!」
と、目くじら立てることもありません。
売る方にとっても、買う方にとっても
絶対に失敗しないレシピの曲。いわば
アメリカンハンバーガーのようなK-POPが湯水のごとく垂れ流される状態。
断っておきますが、アメリカンハンバーガーは決して不味くはありません。むしろ、旨くて好物ですよ(笑)
アメリカと言う国は、とにかく「食い物がまずい所」です。
特にLAなんてそうですね。
私も日本人なんで、どうしても和食が食いたくなります。
複数のスタントが並んでいるところに「TOKYO %#&#」
なんて看板を見ると、思わず歩み寄るんです。
ところが・・・・近くで店員をみると
日本人どころか、東南アジアあたりのどこの馬の骨ともつかない
日本語なんて全く話せない東洋人で、
その料理ときたら、塩と砂糖で煮しめただけのゴミみたいな味。
「どこが和食なんだよ!!」と怒鳴りつけるわけにもいかないので
すごすごと立ち去り、
結局、「マクドでも食いますかね。」とハンバーガー店に落ち着きます。
チーズバーガーを食いながら「あ〜 旨い」とほっとするわけですが
その後に何とも虚しい気分に襲われます。
失敗しないのはいいですが、毎日マクドでは、うんざりですよね。(笑)
横道にそれましたが・・・・
音楽でも同じで
「アメリカンハンバーガーのようなK-POPばかりではねぇ」
とつぶやいているのは、本ブログ主の私のような少数の偏屈者だけなのでしょうか。
いや、明らかに同じ流れが、静かに、しかし確実にやってきています。
付属商品の方が大きいアイドルのCDビジネスとは別の、音楽だけで勝負の「音源」特有の消費者層。
彼らは、とくに何も発言はしませんが、大きな流れを作っています。
いわば、K−POP消費者のサイレントマジョリティ!!
アメリカンハンバーガーのようなK-POPにうんざりして
強く求めるものは・・・・
音楽の原点回帰である。
本当に、心に沁みるような曲って何だろう。
代表例が
@韓国歌謡の味をもつブレイブサウンドのようなレトロポップ。
A百年単位の時間を経て生き残り、再発見されることを
繰り返してきたクラシック音楽。
そして、物語性のある映画音楽。
女性アイドルでありながら「A」のクラシック+映画音楽を
曲を重ねるごとに取り入れて、自分のものとし
3作目で大きくブレークしたヨジャチング。
ここには消費者層の「原点回帰」への願望が
タイミングよく集中したのに違いありません。
垂れ流される音楽の例としてイダヨプを挙げちゃいましたが(笑)
同じようなことを「大手SMEあたりが垂れ流す」という表現を
使うかと言うと・・・・それは絶対にありません!!
SMEは、特に男性グループでは非常に優れた仕事をしてますね。

試聴リンク
ヘンリーの曲など、
クラシックなバイオリンをいち早く取り入れていました。
また、テディ・ライリーなど米国や欧州の作曲家に仕事をさせています。
本場の洋楽作曲家を東洋に招くと、逆に「洋楽もどき」とは違った
仕事をしたがるようで、その辺は、人材の使い方が上手いです。
ナムジャと言えば、ヨジャに比べれははるかに「硬派」であるわけで
そういう意味では、私好みではないか。
最近はナムジャK-POPに、かなりの興味を持ち始めているくらいです。
ちなみにSMEのヨジャは・・・・

う〜〜ん

う〜〜〜〜ん
私に言わせれば、柔らか〜いですよね〜(笑)
アメリカンハンバーガーのようなK-POPって
可愛い系のヨジャに集中してるんじゃないかな。

試聴リンク
あ・・・・!
f(x)は違いますね。硬派よりです。
比較的中性的な彼女たちはSMEでもナムジャ寄りではないでしょうか。
そして!
(SMEではありませんが)

ここで挙げたいのがLOVELYZ!!
可愛い系なのでアウェイには違いありませんが
曲に関しては、クラシック性が大きい!!
クラシックファンの私としては
実は、密かにお気に入りなんですよ、ラブリズの曲は。

「Hi」
イントロは、もう完全にクラシック。

「Ah Choo」
ドビュッシーを思わせる前奏のピアノの音色。
そして後半に出てくるハープのハーモニーが絶妙で
素晴らしいではないか!!
2曲とも作曲はOne Piece
ところが、最新曲の「그대에게 For You」

作曲をホクテに変えてきました。
方向転換ですね。
クラシックの色合いは、完全に消えてしまいました。
う〜〜ん、せっかくいい傾向で、独自の味だったのに
どうしてやめてしまうかなぁ
逆に、曲を重ねるごとにクラシック性を取り入れて
同化してきたヨジャチングが末広がりにブレークしたのと対照的です。
ラブリズにも頑張ってほしいです。
そのためには、「Hi~」「Ah Choo」のクラシックな音色を
復活させることをお勧めします。
ここで、ラブリズの面白い現象を紹介します。

1曲前の「Ah Choo」がここへ来てチャートを逆走しているのです。
大ヒットと言うほどではありませんが、このプチ逆走。
なぜ、最新曲の「For You」ではないのでしょう?
もうお分かりですね。
今、時代はK-POPに
クラシックへの原点回帰を
求めているのだ!!
ヨジャチングに話を戻しましょう。
Cどこまでも「硬派」の女性アイドル

ハイヒールを履かないことに加え
ヨジャチングのステージ衣装は、質素でシンプル。

そして、最新曲「Rough」の制服も
お揃いのネクタイをしっかり結んでおり、
髪も全員黒髪、あるいはほとんど分からない程度の茶髪。
華美な飾りや化粧は一切なく、
「硬派」という言葉がしっくりくるスタイルです。
さらには
MVに恋愛が出てきません。
恋愛対象としての男性も出てこないのです。
恋愛よりも、女同士の友情を重んじ
初恋や失恋は、一時の心の迷いにすぎず
本当に心の通じ合える友情こそが、人生の支えになりうる
どんなに時間が経っても変わらないものである。
根底にある世界観は、決して楽観的ではなく
人生は辛く厳しいものに満ちているという観点が基本にあります。
この辺にも、K−POP界でも一線を画す「硬派」な
ヨジャチングの特徴があると言えましょう。
ドイツ映画の名作「制服の処女」に通じる世界です。
海外の読者の方へ、「硬派」という言葉について一言。
自動翻訳による訳語にご注意ください。
「硬派」=政治的強硬派という意味ではありません。
「硬派」には日本語特有のニュアンスがあります。
「流行の服装や男女交際を軟弱・柔弱として避け、「男らしさ」や
質実剛健を好しとする傾向の青少年の一派」
これを女性にも当てはめた意味で使っています。
英語では「硬派 = Puritan」と捉えてもらえれば
より近い意味になるでしょう。
そして、ここで重要な点を指摘しましょう。
ヨジャチングには、セクシー路線への転向はありうるか?
「硬派」ならありえないのではないか?
いいえ!!
硬派のセクシー路線は
十分ありえます!!
「硬派」というポリシーをしっかり保ちつつセクシー路線とは
一見、矛盾しているようですが

例えば、アルゼンチンタンゴをイメージすればお分かりでしょう。
素人にはとても真似できないような高度なテクニックを要する
複雑なダンス、そして、伝統的、品位を保った衣装と緻密な演出。
この方向性ならば、ヨジャチングの「硬派なセクシー」は
独自なものとして展開できます。

イェリンがその一端を示してくれました。
もちろん、セクシー路線は、まだまだ先でいいですけどね。
Dメンバーも歌詞もすべて「純国産」
ヨジャチングのミニアルバムのタイトル曲の歌詞には
英語が一切登場しません。
そして、メンバーも全員「純国産」。
SMEやJYPEのような大手のプロダクションの女性グループには
国際色豊かなメンバー構成が目立ちます。
これらは、世界市場への商業的戦略として計画されたものです。
英語圏での市場で売れるためには、英語の堪能なメンバーが
必要である。韓国系アメリカ人であれば、完全に母国語としての
英語だから発音は完璧です。
歌詞にも英語を多く取り入れ、英語圏にアピールするわけです。
コンサートでの挨拶でも、役に立つだろう。
しかし・・・・果たしてそれが成功に結び付いたでしょうか。

この人たちも、一時はアメリカ進出を歌い文句にしていましたが
ことごとく失敗しました。
いや、それどころか

この韓国系アメリカ人のメンバーを
これ以上ないというほど陰湿なやりかたで
「村八分」にして閉じ込めた挙句に、
追い出すという、「負の結果」しかなかったのではないか。
商業的戦略として、外国人メンバーを入れ、
商業的戦略として歌詞、音楽をつくる。
本当に人の心を動かす曲作りとは、はたして
そんなものでしょうか。

「上を向いて歩こう」
全米で1位になった日本の歌曲「上を向いて歩こう」。
これは、「スキヤキソング」などと言う、
訳の分からぬ英語訳の歌ではなく
坂本氏自身が歌ったオリジナルの日本語版でした。
言葉は分からなくても、あの独特の哀愁感が
アメリカ人の心を動かしたのでしょう。
本当に感動する歌には、言葉の障壁も
国境もないのです。
歌詞もメンバー構成も「純国産」。
すべてを純国産で固めたヨジャチング。
ここにも、本当に人の心を動かす音楽を作るための
原点回帰がみられます。
多様化するK-POPの音楽。
大量に流される音楽の洪水の中で
我々が見失いかけた、本当に大切な物・・・・
あらゆる側面で原点回帰して
純粋な姿を見せてくれたヨジャチング。
今の爆発的勢いを解明するためのヒントは
この辺にあるのかもしれません。
というわけで、ブログ主の熱い思いとともに
徒然なるままに「5つの特徴」を語ってみました。
このまま、ヒットメーカーとなっていくと
当然ながら「日本デビュー」も視野に入って来るでしょう。
ここでヨジャチング愛に満ちたブログ主が
またまた、衝撃の本音をぶちかましてみようではありませんか。
覚悟はいいですね(笑)
ヨジャチングには、
絶対に日本デビューを
してほしくない!!
日本市場は結果的に、K-POPアーティストを変えてしまう。
こういう考えが私にはあります。
不思議と、男性歌手では、あまり見られません。
女性歌手において顕著です。
少女時代から私の心が離れてしまったのは
ジェシカを追いだしたこと自体が原因ではありません。
その追い出し方が、徹底して「日本式」であったことです。
(この点についてはまだまだ言葉が足りません。
いずれ、特集記事を書きたいと思っています。)
一言で言えば、少女時代は日本市場にべったり貼りついて
中身も日本化してしまったということです。
そして、AOA・・・・
一回の握手に2200円もの金額をふんだくり
CD自体はおまけであり、実質はイベント参加料。
いわば「花より団子」による利潤追求という
日本業界特有の強引商法。
その片棒を担ぐようになってしまったAOA。
まだ、本質まで変わってしまったとは言いませんが
徐々に、AOAの方向は転換しつつある気がしてなりません。
そして、ほとんどファンクラブメンバーの数を増やすための
「餌」としての、AOA単独コンサート。

日本製アイドルに対して、生理的に全く受け付けない私ですが、
ミナが日本製アイドルのカバーをしたとき
何か、決定的なものを目撃してしまった気がしました。
(2014年の武道館ライブでユナが「某48」の歌を
カバーした時に、すでに伏線があったのかもしれません。
AOAとは、結局、こういうことをするグループだったのかも。)
そして、この期に及んでヨジャチングまでも同じ道をたどるなんて
考えただけでもぞっとする!!
ヨジャチングにだけは汚れてほしくないのです!!
ヨジャチングにだけは変わってほしくない!!
「原点回帰」でブレークしたなら、常に原点のままでいるべきです!!
実は、この点については希望的観測があります。
現在のヨジャチングのファンクラブメンバーの数、
ここへきて急激に増えてはいますが、まだまだ少数です。
巨大なファンダムの組織力で支えられているわけではないのです。
音源とMVの内容で勝負する、いわば音源女王的な
側面があるといえましょう。
私は、ヨジャチングには「少女時代」のような
グループにはなってほしくないと思っています。
ファンダムの規模は、せいぜいシスターかミスA程度で十分。
ファンダムの人数が少ない彼女たちは典型的な
音源女王です。
実はここで面白い特徴があります。
音源女王であるシスターやミスAは、
日本デビューをしていません。
そして、韓国における最大の音源女王と言えば

IU!!
彼女は日本デビューをしましたが、
さっぱり売れませんでした。
IUは日本デビューに失敗したのです。
しかし、このことが彼女に打撃を与えたかと言うと
そんなことはありません。
むしろ、彼女の実力派としての素質をグレードアップさせ
アイドルでありながらプロモを行わずに音源ヒットさせる
アーティストまでに成長したのです。
ここで一つの法則が見出せます。
K-POPの音源女王は
日本市場と相性が悪い法則
集団でつるむのが大好きで、個人主義者の主張を
徹底して毛嫌う日本人の国民性からして
「少女時代」のように巨大なファンダムの組織活動によって
支えられているアイドルが、非常によく日本市場に馴染んだのは
自然なことかもしれません。
それに対して、音源勝負で我が道を行く
アーティストとしての音源女王が
日本市場と相性が悪いのもうなづける気がします。
そして!!
今、純粋な「原点回帰」でブレークしたヨジャチングも同様。
彼女たちがこれからも発展していくには
原点回帰を貫き通すべきです。
絶対に変わってほしくないのです。
そのためにも
ヨジャチングは日本市場に
不必要に近づくべきではない!!
それを私は強く望みます。
(IUやアイリーのように、一応デビューはしたけど
それほど力は入れなかった、と言う程度でもOKです。)
但し、誤解をしないでください。
日本でコンサートを開くことは
大歓迎です。
(Mカ日本公演などでの「抱き合わせ」でも十分)
アーティストとして日本公演することと
イベントで「おさわりビジネス」をすることととは
本質的に別ものだと思っています。

以上、ヨジャチングの奇跡のブレークを
個人的見解を中心に分析してみました。
(あくまで個人的見解です。
このような意見もあるんだなぁと
幅広い心で読み流していただければ幸いです。
また、日本のファンがK-POPアイドルと
仲よく交流すること自体には肯定的です。
レポを読むのも楽しいです。
ただ、自分も参加するかと言うとそれは別問題)笑
どうやら、私のK-POPファンとしての性質にも
法則があるようです。
K-POPアイドルが日本デビューすると
熱がさめる法則・・・・(笑)
ただし
AOAへの熱が冷めたわけではありませんので
念のため(笑)
まあ、今は・・・・
忍従のときかな(爆)
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クラシックへの回帰のブームはなんとなくわかります
国内だとそれ今きてますよね
らぶりず のfor you がこけたのはきつと今までのと雰囲気がかわったからでしょうね
あと 僕の印象では たぶんあの曲は推したい点 の主張が弱かった気がします
今までだと
Candy~ →カニダンスの部分
Hi~ →サビ
A-choo →くるくるまわってあちゅ!
がわかりやすかったのですが
今回のってとくに印象残る部分がなかった気が…笑
あとは最近だとEDM系に走るグループ増えましたね
それこそSMが最近やってますけど
海外だと人気らしいですね
今回のぽみにのも海外ではどハマりしてるらしいです
実際僕の友人のk-popに全く興味ないエレクトロ好きやつははまってましたし笑
よじゃが日本デビューすると何か変わるのはわかります
僕の勝手な推測ですがたぶん変わってしまう理由の一つが
日本のk-pop界における
男性ファン→女性アイドル
のパターンの人間が少ないからかもしれません
だからそれこそ日本のアイドルによせるとかしてるのかもしれません
男性→男性 はかなり多いんですけどね笑
どうも!
コメント、ありがとうございます・・・・
ああ〜〜〜〜
ごめんなさぁ〜い!ごめんなさ〜い!
メールにも書きましたが
私の単純ミスで、知らない間に
6日間も放置しちゃいました(^^ゞ(^^ゞ
せっかくの内容ある長文返信をしてくれたのに
何たる不覚!!
これから、気を付けますね。
それでは、いつもより心を込めて返信です。
「クラシックへの回帰のブーム」
ロックで一世風靡のザ・ビートルズの
ポール・マッカートニーも、ソロ活動後
クラシックに回帰していきました。
彼の才能は、この時点で最大限に開花したと思ってます。
ジャズなども、「伝統をぶっ壊す」側面がありますが
その伝統をしっかりマスターしていないと
壊すことすらできませんよね。
ウン・ガウンやTopDogあたりは
モーツァルトをそっくりそのまま音源ごと
引用してましたが、
優れたK-POPでは、引用ではなく
自分のものとして音楽に馴染ませているのが
光っているところです。
「らぶりず」
おお〜〜
Tさんらしい、面白い比較分析ですね。
確かに3作までは、トレードマークのようなポーズがありました。
AhChooの片足立ちで挙げた方を曲げるあのポーズは
印象的です。
最新作はやはり担当者を変えて、
別方向を模索したのかもしれません。
本来、ポスト少女時代+A-PINKで
かなりの勢いでデビューしましたが
思ったほど数字が伸びないので
多少の焦りはあるかも。
昨年末も美味しい所は、オーマイガールと
ヨチンに持ってかれてしまった感もあります。
焦らずに、2作、3作目のいい味を保って
独自の路線を追求していってほしいです。
「EDM」
SMEのナムジャは上手いですよね。
「ポミニ」
『ミッチョ』と『HATE』 ともにいい感じですよね。
♪I hate you!! 白! しぃ〜〜ろ!
のあたりは病みつきになります(笑)
『ミッチョ』は、伴奏がそっくり洋楽の盗作だと
ネチズンに指摘されましたが
肝心の元ネタの洋楽作曲家が
『違うでしょ。』とあっさり否定して
ネチズンの方が恥をかきましたが(爆)
西洋で受けるのは、よく分かる気がします。
ポミニは日本ではコケましたからね。
あと、『HATE』 が韓国国内で振るわなかったのも残念。
EDM系は東洋では安定した人気とはいかないのでしょうか。
「日本のk-pop界における
男性ファン→女性アイドル
のパターンの人間が少ないからかもしれません」
上手い!!
鋭い指摘ですね。
男性の、特に10代、20代の
血気盛んな若者の男性は、Jアイドル中心ですからね。
どうしても女性ファンに合わせることになるのかなぁ。
私好みの『硬派』が日本に輸入されるのは困難かも(笑)
少女時代が2011年のファーストコンサートで
ソロの『エロいお色気路線』をかなり派手にやりましたが
日本の観客が、完全に沈黙で返しましたからね(笑)
いかに男性ファンが少なかったかが分かります。
それ以来、少女時代はソロすらやらなくなりました。
そこまで日本市場の反応に従わなくてもいいじゃないの!!
と言いたくなります。
少女時代から私の心が離れたのは、
すでに、この辺からだったかもしれません。
何事も、本当の自分らしさをしっかり保って
アーティスト活動をしてほしいですね。
でも、これは、意外と難しいことですけど。
と言うわけで、内容あるコメントを
ありがとうございました。
こうやってコメントをやりとりすると
新しい記事を書く上にも、色々とためになります。(^o^)