10日に発売されたヨジャチングの日本オリジナル曲
(ダブルタイトルで「Memoria」と「夜」)
オリコンdailyの数字を見たところ
初登場 5位
そして

最高位が「2位」
ということで、まずは成功と言っていいでしょう。\(^o^)/
(2018年日本版シングルのそれぞれの週間最高位は、
ヨチン6位、Black Pink 7位
モモランド4位、ママムー11位、おまごるBN13位)註釈
筆者は、K-POPアイドルの日本デビューや日本オリジナル曲については
それほどの思い入れはなく、比較的冷めた視線で遠くから見守っているスタンスでした。その理由は、一言で言えば「日本市場を意識することでK-POPアーティストのオリジナリティが失われ、場合によっては本質が変わってしまう」恐れがあるからです。少女時代やアフタースクールなど、成功であるなしに関わらず、日本の悪影響がアーティストの本質を狂わせていった例は多くあります。過去の記事で「ヨチンには、日本デビューをしてほしくない!!」とまで書いたことがあります。
とは言え、韓国市場は資金回収も容易でないほど小さいため、海外市場を無視するわけにはいかず、何らかの形で日本デビューは宿命となっている昨今のK-POPアイドルです。
重要なことは、「本質を変えずにいてほしい」ということなのです。
ヨジャチングをこよなく愛する者として、日本デビューは、不安を心に秘めつつ遠くから見守るスタンスでしたが、結果として、非常に好印象の日本オリジナルだったと言えましょう。
何が好ましかったと言えば一言で
「ヨジャチングの本質を決して変えることなく、
それでいて日本市場に受け入れられた」
ということです。
@日本市場に「媚び諂う」ことなく、
個性をしっかり保った
オリジナル曲だった。

KARAの日本活動なんて「ミスター」は別としても
何とも日本製アイドル色に染まろうと本質を変えまくっていました。
本国ではこんな芸風ではなかったでしょうと
突っ込みたくなること頻(しき)り。


あのアフタースクールまで、こんな芸風じゃ・・・・
何とも失望の連続でした。
しかし!!
我らがヨジャチングは違っていました。
日本製アイドルの「ロリ系」とやらに媚びることなど一切なく

ギリシャ神話の女神のようなイメージも功を奏し
既存のガチペンの期待を裏切らず
そして、日本においても「他のアイドルとはどこか違っている」
一線を画す姿が印象的で、新しいファンも増えたことによる
好成績だったと言えましょう。
Aデビュー曲、オリジナル曲ともに、
これまでのヨジャチングの
見事な総集編だったこと
日本デビュー曲「今日から私たちは」のMVは、「オヌルブトウリヌン」のみならず、「ユリグスル」や「Love Whisper」など、ヨジャチングの
長調の曲の要素をすべて投入した、いわば「ネアカヨチンの総集編」でした。
そして、オリジナルの「Memoria」は、短調のヨチン、悲壮感の極まりを表現したらK-POPナンバーワンとも言える作風を継承した曲でした。


空中浮遊物はヨチンの「友情の象徴」であり


スローモーションで走る姿


そして、ラストで全員揃うストーリーは、最高傑作「シガヌルダリョソ」であり、

眠っているメンバーに寄り添い、魂を癒す姿は、


今年のヒット曲「Bam」
見事な悲壮感を美しく表現した総集編でした。
細かい部分まで理解した上での総集編なので
情感豊かな繊細な仕上がりとなり、日本市場でも受け入れられたと言えましょう。
我が愛しのヨジャチングよ。
よくぞ、日本で好ましい結果を残し
同時に、一切、自分を変えることなく、無傷のまま帰ってきてくれた。
と感謝と賞賛の言葉を送りたい。

ちなみに、この人たちのような
バカ売れはしないでよかったと思っている。(笑)
なぜなら
日本でバカ売れしたアーティストは
欧米では売れないジンクスがあるからだ。
世界と言っても欧米を含めないならば随分と狭い「世界」である。
もはや、TWICEは、世界地図における東のはずれの「半島と島国」
韓国&日本「限定」のローカルアイドルとなる宿命になった。
これもなんとも虚しいものである。
欧米では、オールタイムK-POPベストランキングでヨチンの「シガヌル・・」が1位になるサイトも登場している。
Billboardでは、BTSを筆頭に、ヨチンは常に上位で注目されているが
TWICEはそれほど上位に食い込むことはなく、K-POPファンサイトでも韓国や日本でのような注目度と言うわけではない。
欧米では受けていないのである。
JYPもTWICEに関する限り、欧米のファンには興味がない様子。韓国と日本で売れればそれでいいと言う感じである。曲も作風も狭い世界で固まってしまって、終りまでアイドルのままである。
それに対して
BTSやヨチンは、日本と韓国限定でないからこそ、曲や作風について、発想が豊かで広がりがある。
ヨチンとTWICEは目指す市場が異なる歌手グループとして
(ヨチンは広く、TWICEは狭い)
全く別の道を歩み始めたことを感じる。
ブログ主はこれを、ヨチンにとって本当に喜ばしいことだと思っている。
註釈
ちなみに日本版アルバムでは
Black Pink 1位、レッドベルベット 3位
(まあ、最大手ですから、金と組織力がありますからぁ)笑
今回のヨチンはシングルで、アルバムではありません。
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