ここで、前作を振り返る。


(背景にいたモモランドの赤い衣装がやたら目立っていた。)
Infiniteを対戦相手に中々1位を取れなかったOh My Girl。
地上波ではないが、The Showとショーチャンでやっと1位を取った。
以前、「Closer」の絶賛記事を書いて熱いエールを送った者として、
OhMyGirlに思うこと、
そして「歌番組で1位を取ることの意味」
を自由に綴ってみよう。
歌番組で1位を取っても、その先が続かなかった例
Lovelyz
甘ったるーい芸風だったLovelyzにとって
明かに方向転換だった「Destiny」。
効果はじわじわと来るもので、即、大ヒットとなるものではない。
辛抱強く継続させることが重要である。
事務所も「Wow」まで同じ路線を続けたが、
「지금, 우리」では、また以前に戻ってしまった。
賞を取ったのはこちらの曲だったが、
「Destiny」の効果がじわじわと来た結果であることに
気づいたかどうか。何となく以前のままのLovelyzとなってしまい、
ブレークしたとはいいがたい。「Twinkle」でもThe Showで1位をとったが、The Show限定受賞者の様相である。Woolimは準大手であり、
資金源、組織力共にあるのだから、やはりMカか地上波で
取らないと真のブレークではないだろう。
LaBoum

音源数「116」?
こんな少ない数字でミューバンの賞がとれちゃうの?
そっちの方が記録的かもしれない。
対戦相手がIUであった。
@大物がIUとの対決を避けたこと。
AIUにしては、出だしで音源が伸び悩んだこと。
これらによりLaBoumでも対抗できる状態だった。微々たる音源数でも
賞を取った要因は、ミューバン特有の「放送点数」である。
ミューバンMC、そしてドラマなど、

ただ1人、ソルビンが大車輪の活躍でもぎ取った点数だった。
とは言え、ソルビンもそうは活躍できない。
ショービジネスの世界、袖の下次第でどうにでもなるTV出演。
袖の下の資金が尽きれば、出演数も減ってしまう。
LaBoumは、それ以来、歌番組で1位を取れていない。
歌番組で1位を取ることの意義
よく「歌番組で1位を取ることがすべてではない」という言葉を耳にする。K-POPファンが何を言うのも自由だが、もしこれを制作者や事務所側が言ったとすれば、それは「負け犬の遠吠え」以外の何物でもない。
歌番組で1位を取ることの最大のメリットは、ウェブニュースなどで
必ず一面で報道されることにある。
これは大きな宣伝効果となる。海外コンサートでの紹介でも「1位」が
あるとないとでは大きく違う。
2位では無視されるから駄目だ。1位でなければ意味がない。
どんなに小さな番組でもいい。「1位」である限り、
そのアイドルグループの躍進には大きな影響があるのだ。
資金力のある事務所が、例え自社買いをしてまで
数字を増やそうとするのには、これだけの意味があるからである。
ガオンチャートは絶対的データと言えるか?
全ての音源数を漏らさず合計したガオンのデジタル点数。
これがK-POPアイドルの実力と結果を示す絶対的データかと言うと、
そうとも言い切れない。
デジタル音源数について、音源による収益は少ないもので
産業を成り立たせる力と言う意味では弱い。
テレビ局によっては集計を、主だった音源(メロンなど)に限ることもある。
モンキーやオーレなど小規模なものは切り捨てるのである。
Instizのパーフェクトオールキルにしても、モンキーだけが1位でないために達成できずでは、PK自体の意味が疑わしくなる。現在ではオーレ、モンキーは省略されている。つまり「1票」に格差があるということだ。
単純集計にそれほどの絶対性があるかどうか。
Physical数となるともっと疑わしい。数字が大きければ力は強いだろうが
韓国でのCD産業自体が衰退している中、
大手事務所の自社買いや、巨大なファンダムによる共同購入、
しがらみ購入強制(笑)・・・・
結局それは事務所とファンダムの資金力と組織力を表しているにすぎず、
アイドルのアーティストとしての実力を反映しているわけではない。
重要なのは、本当に人々の心に残る音楽を造ったかどうかである。
それは単純なデータ集計だけで判断できるとは限らない。
日本においてK-POPアイドルファンなど、ごく少数派である。
幅広いジャンルのK-POPの中で
アイドルファンの総数自体、韓国音楽市場で
どれだけの割合を占めているだろうか。
さらに広げれば、日本の北海道を一回り広くした程度の面積の国の音楽市場自体、どれほどの規模と価値があるのか。(訂正 巻末注釈)
国、人種、民族を超えた音楽の価値という意味でも
どれほどだろうか。
まあ、そんなことを言えばきりがない。
韓国国内限定の数字ばかりにこだわるファンの了見の狭さを
少々皮肉ってみたかっただけである。(笑)
視聴率低迷でも継続する歌番組
歌番組はK-POPアイドルと密接な関係があり、
華やかさの象徴でもある。英語圏向けのアリランの番組も含めれば
一週間に7種類もの番組があり、K-POPは大いに盛り上がっているかに見える。
しかし・・・・
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